2020年1月の講演会のテーマはあらゆる仕事、事業を成功させるコツについてでした。
・事業を立ち上げて成功させたい!
・今度こそはダイエットを成功させたい!
とやる気満々で目標を掲げたものの、結局途中で投げ出してしまう…
私って何をやっても中途半端…そう思ったことありませんか?(私は何度も思ったことがあります…涙。)
どんなことでも必ず
・上手くいく人
・上手くいかない人
にわかれます。
一体この差はなんなのでしょう?
今回の実践セミナーを聞くまでは、「上手くいく人はもともと能力があったんでしょ。」「才能がある人しか成功しないんだから仕方がない。」
そう考えていました。
ですが、実は…才能や能力があるから成功するわけではありませんでした!
成功する人には共通点があるとのこと。
その共通点とは、『考え方の違い』だというから驚きです。しかも知っておいてほしい考え方は、たったの3つ!
その3つの原則がこれです。
2:継続の法則
3:好きなことだからは絶対にない
この3つの原則ついて、お話ししてくださったのがLCAの講師としても活躍する伊藤 富有子さんです。
伊藤 富有子さんのプロフィール
- インターネット求人メディアを運営する、ディップ株式会社において、24歳で最年少営業管理職に抜擢。また、当時樹立した38ヶ月連続営業予算達成は、未だに破られていない伝説の記録。
- 華々しい社会人生活を送るも、自分自身の生き方と働き方がリンクしていないことへの違和感を拭いきれず、29歳で独立。
- 現在は、インフラビジネスなどを手がけながら、北から南まで全国に渡り、講師としても活躍。
- 「親孝行」を理念に掲げ、競争社会での勝ち負けだけではなく、絶対的価値を磨くことで、自分自身の生き方、働き方を磨き上げることを推進している。
- 文武両道を掲げ、取り組んでいたスピードスケートではオリンピック強化選手として、書道では日本一の称号でもある文部大臣賞を受賞する腕前。
この3つの原則とはどういうものなのか?紐解いていきましょう。
目次
1:量→質の法則とは
まず第一に重要となるのは、とにかく一気に量をこなすことです。
ですが、ただ単に量をこなせばいいのではありません。そこには、重要なポイントが存在していました。
量をこなす上で重要なのは「センターピンは何か」を見抜くこと!
「センターピン」あまり聞き覚えのない言葉ですよね。
センターピンとは、ボーリングの一番先頭にあるピンのことです。ストライクを取るためのコツはこのピンを狙うことです。
これは成功させたいことについても同じ。
叶えたいことのために、「最も影響があるキモとなる部分」のことをセンターピンと呼びます。
この「センターピンは何か」を見抜くことがとても重要です。
自転車に乗れるようになるときのことを考えてみましょう。
自転車に乗りたいと思ったときの、最も影響があるキモとなる部分とは「自転車を見る回数」ではないですよね?
上手く乗りたければ、週に1回よりも毎日乗る方が上手くなるのは早い。
つまり、自転車にのるためのセンターピンとは「乗る回数」です。
他にも例を挙げてみましょう。
・陶芸家になるためには、作陶数
・ブロガーになるためには、記事数
なんとなく掴めましたでしょうか?
的確なセンターピンを決めて、一気に量をこなすこと。これこそが、成功するための1つ目の法則です。
なんだかとっても単純でシンプルですよね。
ではなぜ、人はこんなに単純でシンプルなことを続けられないのでしょうか?
量をこなし続けることを邪魔しているのは自分の感情
最初は新しく始めることが新鮮で楽しくできます。
でも・・・慣れたころに出てくるのはこんな感情。
・やる理由がないんだよね
・自分の在り方とリンクしてないからさ
・面白くないんだよね、楽しくないんだよね
これらの感情に続くのは、
だって、、、
それはさ、、、
でも、、、なんていう言い訳。
やらなくていい逃げ道を無意識に探してしまうんです。
あなたにも経験ありませんか?
これは、あなたが弱いからではありません。
誰にでも起こることなんです。
なので、こういうことが起こるんだと始めから『知っておく』ことで、「あ、今逃げ道を探しちゃってるな」と客観的に見ることができます。
では、こんな感情に打ち勝って、量をこなし続けるにはどうしたらいいのでしょうか?
量をこなし続けるための5つの方法
感情に打ち勝って、量をこなし続けるための方法をお伝えします。
1.自分自身がこの重要性を高めてみたいと納得し、心から恋い焦がれ、やってみる
2.量をこなしている人のいる環境を見つけ、自分から飛び込み、自分から教わる(自分からがポイント)
3.自分以外の人からの愛情と期待をもらえているかどうか
4.筋トレと同じで、徐々に量が増えていく
5.「限界」を自分で決めない(限界からがスタート)
1.自分自身がこの重要性を高めてみたいと納得し、心から恋い焦がれ、やってみる
「心から恋焦がれる」これこそが、言われなくてもやりたくなるポイントです。
ですが、残念なことにいくら待っていても、勝手に恋い焦がれることはありません。
恋い焦がれる、好きになる努力が必要なんです。
その1つの方法としては、なりたい未来に自分から触れ、接触する回数を増やすことです。
例えば、将来高級マンションに住みたいと思うのであれば、実際に内見に行ってみる。
しかも、一度だけではなく、昼間に内見して、別の日に夜にも内見して、誰かと一緒に内見してと触れる回数を多くすることで、どんどん願望が強化されていきます。
2.量をこなしている人のいる環境を見つけ、自分から飛び込み、自分から教わる(自分からがポイント)
今まで出来ていなかったのに、自分一人だけでがむしゃらにやり続けるというのはとても大変です。
そんなときは、量をこなしている人のいる環境を見つけて、自分から身を置いてみましょう。
例えば…学生時代を思い出してください。
家で一人で勉強すると、やらなきゃと思いつつもテレビをつけて見てしまったり、やっとの思いで机の前に座っても参考書がない、ノートが見つからないなどの言い訳を探して全然進まない…。
仕方がないから、塾に通いだすと、周りの人の熱量や勉強への取り組み方を見て最初は「こんなの自分には無理…ついていけない…」と感じつつも、逃げ出さずに塾に通い続けることで、いつのまにか勉強をすることが当たり前になってくる。
こんな経験ありませんか?
人はどんな環境にも慣れていくものです。
いつの間にか、周りの人につられて量をこなせるようになっていたと気づくはずです。
3.自分以外の人からの愛情と期待をもらえているかどうか
自分以外の人からの愛情と期待をもらうということは、自分の全力を引き出す上で大切です。
職場でも、普段自分の都合のいいようにしか接してこない上司からの指示ではやる気は全く出ませんが、常日頃「期待されている」「愛情をもらえている」という感覚を感じる上司からの指示となれば、「期待に応えたい」「愛情に応えたい」と自然と仕事を頑張る気持ちになりますよね。
とはいっても、愛情と期待がほしいと言ったからといってもらえるわけではありません。
自分がその立場だったとしたら、どんな態度だったら愛情を注ぎたいと思うのかを考えてみましょう。
4.筋トレと同じで、徐々に量が増えていく
量をこなし続けることは成功する上でとても重要です。
ですが、筋トレで最初から重いウエイトを持ち上げられないのと一緒で、最初からたくさんの量をこなせるわけではありません。
筋トレでは、「絶対に無理」と思っていたウエイトでも、少しずつ負荷を増やしていくことで、その重さに慣れ、いつの間に最初は無理と思っていた重いウエイトが持ち上げあれるようになります。
あなたが成功させたいことにおいても同じです。
これを知っていることで、出来ない自分を責め続けることを回避できます。
なんでできないか?ではなく、どうしたら今よりも少しでもできるようになるのかを試行錯誤していくことが大切です。
5.「限界」を自分で決めない(限界からがスタート)
ちょっとストイックに感じるかもしれませんが…笑「もう無理」と感じたときが、新しい工夫が生まれるチャンスです。
ダイエットで考えてみると…
間食もしないようにしたし、毎日1時間ランニングもしてる。なのに体重は−3kgから一向に減る様子なし。「あ〜もう無理」こう感じることもありますよね。
でも、ちょっと工夫して食事の際の食べる順番を変えてみたり、糖質制限に挑戦してみたり、駅のホームではエスカレーターを使わないようにしてみたら、体重が減ってきたなんてことも。
現状のやり方では無理というだけのこと。
出来ない方に考えをシフトせずに、工夫をするチャンスと考えましょう。
無理と諦めてしまった人のところには、チャンスは巡ってきません。
やってはいけない2つのこととは?
量をこなし続ける方法をお伝えしてきましたが、行動していく中で決してやってはいけない2つのことも存在するそうです。
1.今の自分と理想の自分との差に、どうして自分ではできないのか?と自分を責め続けること
2.やったり、やらなかったり、休んだりを繰り返すこと
1.今の自分と理想の自分との差に、どうして自分ではできないのか?と自分を責め続けること
意外にやっている人が多いのがこれ。
やる!と決めたはずなのに、全く上手くいかず、どうして自分ではできないんだろう…と自分を責め続け、心を傷つけていませんか?
できないことなんてどうでもいいんです。できるようになったことを数えることが大切です。
2.やったり、やらなかったり、休んだりを繰り返すこと
「量をこなし続ける」ことが最も大切なことです。
期間は短かくてもOK。自分で決めた一定的な期間やり続けることが大切です。
ただやっているだけでは意味がない!質への展開
量をこなし続けられるようになったら、次に重要となるのは質です。
決して量をやることが目的ではありません。本当の目的は結果を出すこと。
最初の自転車の練習で例えるなら、自転車にたくさん乗ることが目的ではないですよね。目的は、自転車に乗れるようになることです。
そのためには、単に同じことを繰りかえしても上達はしません。どうしたら上手く乗れるようになるのかを意識して、次は体を傾けないようにしよう、ハンドルをグラグラさせないようにしようと考えながら乗ることが大切です。
ですが、この上手くいくコツを見つけられるのは、唯一量をやっている人だけ。
だからこそ、まずは最も影響のあるキモとなる部分の「センターピン」を定めて一気に量をやる。
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その中で、上手くいくためのコツを見つけて質を高めていく。
この順番が大切なんです。
2:継続の法則
2つ目の原則は、継続するということ。
LCAを設立した細金さんがある人に言われた言葉に
続ければ本物になる
という言葉があるそうです。
成功するための方法の一つは、「成功するまでやり続けること」です。
「な~んだ。続ければいいのか。」ととても簡単なように感じますよね。ですがこれが、とても難しいことなんです。
それは次の3つの法則が働くから。
2.Jカーブの法則
3.学習曲線
そして、必ずといっていいほど諦めたくなります。そのときに聞こえてくるのは、前に挙げた
・やる理由がないんだよね
・自分の在り方とリンクしてないからさ
・面白くないんだよね、楽しくないんだよね
だって、、、
それはさ、、、
でも、、、
なんていう心のTwitter。
3つの法則を知っているか知らないかで、成功する前にあきらめて失敗に終わるのか、成功に導けるのかに分かれます。
失敗なくして成功はない!成功の方程式とは?
またも自転車に乗れるようになる過程を例に挙げてみましょう。
「自転車に乗りたい」と決めたときに、起こす行動は「①練習をする」「②練習しない」の2つです。もちろん「②練習しない」を選んだら、乗れるようにはなりません。これは当たり前ですよね。
次に「①練習をする」を選んだ場合を考えてみましょう。その先にあるのは「乗れた」「乗れない」の2つ。でも、1度や2度練習をしたからといってすぐには乗れるようになりません。
何度も転んで、擦りむいてそれでも諦めずに何度も繰り返しているうちに、コツをつかんで乗れるようになります。
これはどんなことにも当てはまります。
何かを始めたら「やる→出来ない」のが普通です。「やる→出来ない」を何度も繰りかえしていくからこそ「出来た」になるんです。
ですが、多くの人はやったらすぐに結果が出ることに期待してしまい、「出来ない」が続くと自分を傷つけたり、途中で諦めてしまうのです。
努力すればするほど結果が出ない?!Jカーブの法則とは?
成功のために、毎日一生懸命頑張っているのになぜか…上手くいかない。むしろ、やればやるほど裏目にでる…。そんな経験ありませんか?
何かを始めたとき、どんなことにもJカーブの法則が作用しており、「成果」と「時間」の関係はグラフにすると、アルファベットの「J」に似たカーブを描いていきます。

Jカーブの法則は
1.潜行期−頑張っても頑張っても上手くいかないとき
2.下降期−成果が出ず悪影響が出始めるとき
3.ボトム期−どん底のとき ここを過ぎてから効果が現れてくる
4.浮上期−成功の直前だが一番苦しく辞めたくなるとき
5.顕在期−努力すればするほど成果が得られるとき
という、5つのプロセスをたどります。
具体的には、飲食店をオープンさせたときのことを考えてみましょう。
意気揚々とオープンさせたはいいけれど、運営費や人件費などでドンドンお金がなくなります。
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最初の内だけと頑張るも、お店があまり知られておらず、お客さんもなかなか来ない。
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そんなときに限って、社員同士のもめ事が起こり、社員が辞めてしまったり…と何をやっても上手くいかないどん底に。
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お店をたたもうかと考えつつも継続させることを決意。
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頑張り続けていたら、ある日テレビ取材の依頼が入り、お客さんがたくさん来るように。そして一気に人気店に。
というようなプロセスです。
つまり、スタート直後はやってもやっても上手くいかない状態に陥りながらも、諦めずに頑張り続けることがポイントなんです。
ある日急激にできるようになる?!学習曲線とは?
学習曲線とは、その名の通り学習の進行状況を「時間」と「成果」で表すグラフのことです。

英語のリスニングを見てみると、始めてからしばらくは全く聞き取れず、何を言っているのかわからない状態が続きます。でもあるとき、急に言っていることが聞き取れれるようになるのが一般的です。
最初のうちは、効果があまり現れず、一定の量を超えると急激に成果が出るということは、学習だけでなく、他のことにもあてはまります。
なので、最初は効果が感じられない日が続きますが、ここで諦めることなく続ける事がポイントなんです。
3:好きなことだからは絶対にない!
大好きなことだったら、どんな努力や苦労も前向きに受け取れるし、意欲的に量をこなせるはずなのに。(でも今やろうと思ってることは別に好きで選んだわけじゃないし…)
なんて思った人はいませんか?
実は私はこの話を聞くまでは、「5kgダイエットする!」と決意したのはいいけれど、運動するのは苦手だし、、、運動が好きだったら、もっと続けられて、毎日できるんだけどさ…と思っていました。
なので、
・好きなことだから続くわけではない!
・好きなことだから量やれるわけではない!
というお話は、かなりの衝撃を受けました。
確かに、私がインスタでフォローさせていただいている女性は、「運動なんて大嫌い、ダラダラするの大好き。今まで一度もダイエットが成功したことがない。でも、たった30秒でもいいから1年続けてみよう!」そんなスタートから1年で見違えるように痩せてきれいになっていました。
たとえ好きなことをやったとしても、今までお伝えしてきたことと同じようなパターンが待っていて、挫折したり、諦めてしまう人もいます。
好きなことじゃないと成功できないということは絶対にないんです!
仕事で成功している人が皆、最初から好きな仕事に就いたわけではありません。最初は生活のため、とりあえずだったかもしれません。
でも、夢中で毎日仕事をするからこそ、徐々に心から恋い焦がれるようになり、寝ても覚めても気になってしまう。どうしたら今よりもっと上手くいくかを考えるからスキルや知識が身につく。そして、上手くいくコツがわかるようになり、人から頼られる機会が増え、喜びが生まれる。喜びを感じるからこそ、どんどん今の仕事が好きになってくるのです。
最初から好きじゃなくてもいいんです。一生懸命にこなし続けることで、好きなことに巡り会えたと実感できるようになるはずです。
そして、一度「一気に量をやり続け成功する」という経験をしてしまえば、その後好きなことにチャレンジしたときにも挫折したり、あきらめたりすることなく、最短・最速で成功にたどり着くことができます。
だからこそ、たとえ好きなことじゃないとしても果敢に挑戦することには意味があるのです。
仕事、事業を成功させるコツについてのまとめ
仕事、事業を成功させる黄金の3原則は、
・「センターピン』を定めて一気に量をやること
・始めたてに起こる原理を深く理解すること
・やったりやらなかったりせず継続すること
・何をやるにしても同じ原理が起きるもの
・一気に行動し続けることを早い段階で経験すると、再現性がつかめるということ
でした。
黄金の3原則を「知っている」と「できる」では大きな差があります。
1年間この3つだけをテーマに取り組むだけでも、見えてくる景色は驚くほど変わります。
素晴らしい人生になりますよう、さあ、今から始めてみませんか?
〜おわりに〜
実は、この原則に則って続けられる人は全体の0.3%しかいません。
どうしてなのか?
それは、こういう本質を繰り返し、繰り返し、意識させてくれる場がないからです。
LCAでは本質的なテーマしか扱いません。
少しでもLCAに興味を持ってくれたら嬉しいです。